“ST BAMBA5” / 11 by BORIS BIDJAN SABERI × SALOMON

80年近い歴史で培ってきた技術と信頼、そして昨今のファッション層からの注目が掛け算となり、いまや誰もが知るブランドとなった”SALOMON (サロモン)。

街でもお洒落な方の足元に見ることが多いのですが、マジョリティにウケ始めるとそれに反発する形でニッチ市場も盛り上がります。

そうした訳で玄人層にじっくり人気の”11 by BBS”とのコラボスニーカー。1度履くともう多量品に戻る気が無くなる手の込んだスペシャルモデルです。

量産が難しく取り扱い店も少ない中で、このブログをご覧の方であればご愛用の方も多いかと思います。

ST BAMBA5 11×S

金額:92,400円(税込)

カラー:LIGHT GREY

デザインの構成は両ブランドでクリエイトし、ボディーの製造はサロモンが担当。山を走るトレイルランニングのシューズノウハウをベースに、競技用にも勝るとも劣らない高いクオリティーで仕上げられています。

最後の染色はボリス側が行う事で完成するこちらのスニーカー。完成したシューズを染色液のプールに漬け込み、量販品にはない色ムラが1足ずつ不均一に加わります。

アッパーにはメッシュ素材を上手くレイヤーし、非常に通気性が良く、蒸れにくいのがポイントです。

防水性こそ高くはありませんがこの速乾力には驚き。

長距離かつ過酷な環境を走り切るための靴作りの技術が、日常的な歩行のサポートにもつながります。

レースはサロモン社が特許を所得している”Quicklace”システムを採用。

樹脂留め具をスライドさせることで締め具合を自在に調節することができ、それ以外では紐が緩むことがありません。

結び解きの手間が無く、視覚的にもコンパクト。

着用時は留め具と紐の先端をタン上の収納に入れる事ができます。

履き口後方のホールド感もうまく足首を抑えてくれて、歩行の支えになってくれます。

異素材で掛け合わせたボディーに対しての、製品染による色の濃淡と奥行きの不均一。

履き込みによる汚れや深みとは一味違う趣きが魅力です。

ST BAMBA5 11×S

金額:92,400円(税込)

カラー:BLACK DYE

ブラックは少し青みの出る染料で、フェード感のあるカラーに仕上げられています。

ダークなムードも感じつつ軽快なスタイル。アクティブなデザインのテンションを軽く落とした渋い1足。

ST BAMBA5 11×S

金額:92,400円(税込)

カラー:GUM

色をはっきり入れないことで、コーディネートにまろやかに合わせられるガムカラー。

少し曇ったこの表情を出すために、ブランドが手間をかけて製品染めを取り入れています。

これらはあくまで革靴ではない為、一生モノと言うには少し難しいところがありますが、大手メーカー各社の最新のランニングシューズの寿命は走行距離がおよそ500~1,000kmと言われています。

あくまで上記目安は走った上での消耗ですので、街履きとしてはそれ以上。そう見て頂くとなかなか息は長いかと。

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レア度、希少性での勝負ではなく、しっかりとした信念と労力をかけて価値を付けた逸品。履くのが楽しい一足です。

SHELTERⅡ  山崎

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